今回は昨年５月の神社巡りのご紹介です。トレッキング企画として、松江市にある和久羅山(ワクラヤマ)と嵩山(ダケサン)の２つの山を登って来ました！ 

当初ご案内していた内容は、松江市東出雲町にある、金刀比羅神社と京羅木山のハイキングでした。ところが開催日の2日前に京羅木山の近くで熊の目撃情報があり、安全を考えて急遽、表題の内容に変更しました！

直前の変更でしたが、皆さん快諾していただき、無事に開催することが出来ました！ 

和久羅山と嵩山は、松江市の東部にあり、市街からとてもよく見える山です。その山の連なりは、大仏さんが横になっているように見えることから「寝仏山」として親しまれています。 

和久羅山は２６１．８ｍ、嵩山は３３１ｍと低い山なので、比較的登りやすく、そういった面からも親しまれている山です。 

和久羅山登山口からスタート

朝9時に、嵩山登山口の駐車場（鳥打峠駐車場）に集合し、そこから乗り合わせて和久羅山登山口の駐車場へ。

この日は、やや薄曇りのお天気で、暑すぎない登山日和！　すでに、駐車場にはたくさんの車がありました。 

さぁ、まずは和久羅山から登山開始！　 

多くの人が登山に訪れている山なので、登山道も整備されていてとても歩きやすかったです。 新緑の中をおしゃべりしながら気持ちよく歩き始めました。 

序盤は、なだらかな登りで、「余裕！余裕！」と登っていましたが…歩き進めて竹林帯の道を過ぎると、「やや？！」　突然やや急な登りが始まりました。

 突然始まった急な登り坂は、結構続き、さすがに息も上がってきました。

休みながら登り、「そろそろ頂上に着くかな？まだかな？」と頂上が恋しくなりだしたころ、登山開始から30分程で頂上へ到着！ 

頂上は、それはそれは最高な眺めが広がっていました。

見晴らしをよくする為に、木が伐採されていて、山頂はかなりすっきりと、そして広々としていて、中海から松江市内、宍道湖までぐるりと市内が一望出来ました！

和久羅山は、出雲国風土記には「女岳山」とされており、戦国期には山城があったそうです。 

 しばし、素晴らしい景色を眺めながら休憩し、次は嵩山の登山口へ向けて出発！

この、嵩山へ向けて和久羅山を下山する道が、思いのほかアスレチック級の難所でした(;^ω^)

かなりの傾斜に加え、道が崩れていたり、木が倒れているところもあり、備え付けてあるロープにつかまりながら後ろ向きでゆっくりゆっくりと下っていきました。

ちょっとハラハラドキドキでしたが、それもまた楽しい！

嵩山登山口へ

無事に全員、嵩山の登山口へ到着！　ここから次は嵩山登山へ出発！　嵩山は頂上に神社があるので、それも楽しみにしていました♪

嵩山の登山道は、道幅が広く、なだらかな上り坂が折り返し続きながら山頂まで登っていく感じで、折り返しの場所にはベンチが置かれていて、休憩も取りやすく、かなり登りやすい道でした。

折り返しの場所からは、松江市内も良く見えて、景色を見ながら休憩が取れるのも良いところ☆

また、嵩山の登山道には山野草がたくさん咲いていて、私たちを楽しませてくれました♪

「シライトソウ」とよばれるお花は、糸屑を束ねたような姿に由来してついた名前だそうで、白く繊細なお花があちこちにたくさん咲いていました☆

お花の写真を撮りながら登っていくと、大鳥居が見えてきました。そこから先は平たんな道で、１００ｍほど進んでいくと神社がありました。

布自伎美(フジキミ)神社

こちらは「布自伎美(フジキミ)神社」です。　主祭神は「都留支日子命(ツルギヒコノミコト)」。最近新しく建て直されたようで、とても綺麗な拝殿でした！

嵩山は、出雲国風土記には「布自枳美高山(フジキミタケノヤマ)」とあり、烽火(トブヒ)が設置されていたとされています。（※烽火：外敵が侵入したら、のろしを上げて報告する施設）

嵩山は、松江市内のどこからでもよく見える山なので、なるほどと納得。

参拝をしてから、神社の左手側へ進んで行くと、嵩山の山頂へ到着！

こちらも、松江市内を一望できる最高の眺め！　登ってきて良かった！頑張って良かった！と思わせてくれる瞬間です！

それほど高くなく、30分程で手軽に登れて、この素晴らしい眺めが楽しめるのは最高！

宍道湖北山県立自然公園に指定されている山でもあり、まだ登ったことのない方は、ぜひ一度登ってみてくださいね！

協力：立原　愛 （社☆ガール）