セラピースペース ながしま
脳卒中後のリハビリテーションでは、立つ練習、歩く練習、手を使う練習などが行われます。
もちろん、身体を動かす経験は大切です。
しかし、同じ練習を同じ回数行えば、誰にでも同じように運動学習が起こるわけではありません。
その人の脳が、今、学習できる状態にあるのか。
実は、こちらもとても大切なのです。
アストロサイトが「学習の準備」をする
2026年に発表されたマウスの研究では、脳卒中後の梗塞周囲にあるアストロサイトのGq経路を人為的に活性化し、その後にリハビリテーション訓練を行いました。
アストロサイトは、神経細胞を支えるだけでなく、神経細胞の周囲の環境を整えたり、シナプスの形成や除去を助けたりしている細胞です。
研究の結果、アストロサイトを活性化しただけでは、運動機能は改善しませんでした。
しかし、その後にリハビリテーション訓練を行うと、訓練だけを行った場合よりも運動機能の回復が促進されました。
つまり、
アストロサイトの活性化が、運動を直接回復させたのではありません。
アストロサイトによって、神経回路を組み替えやすい状態が準備され、そこに具体的な運動経験が加わることで、運動学習が起こりやすくなったと考えられます。
よく眠れた日と、眠れなかった日
これは睡眠にも通じる話です。
今回の研究は睡眠を直接調べたものではありませんが、睡眠もまた、脳が学習するための大切な準備条件です。
よく眠れた日は、注意を向けやすく、身体の状態を感じ取りやすくなります。そして、練習によって生じた神経回路の変化を整理し、定着させやすくなります。
一方、不眠が続いていると、集中力や意欲が低下し、身体にも脳にも疲労が残ります。
その状態で頑張って練習しても、練習した量のすべてが運動学習につながるとは限りません。
睡眠は、単なる休憩ではありません。
次の日の学習を起こしやすくし、その日に経験したことを脳に定着させるための時間でもあるのです。
練習量だけを増やせばよいのか
リハビリテーションでは、練習の回数や時間が重視されます。
しかし、学習できる状態が整っていない時に、ただ練習量だけを増やすことが、本当に効果的なのでしょうか。
強い疲労、不眠、痛み、不安、栄養不足、炎症などがあれば、脳が学習に使える余裕は少なくなります。
そのような時には、さらに頑張らせることよりも、まず休むこと、眠れるようにすること、痛みを軽減することが必要な場合もあります。
離床そのものが悪いわけではありません。
しかし、「脳卒中になったら、とにかく離床」「回復するには、ひたすら反復」という考え方だけでは不十分です。
大切なのは、
その人の脳と身体が、今、学習できる状態にあるのか。
そして、
その状態で、どのような経験をしてもらうのか。
ということです。
リハビリテーションは、起きて身体を動かしている時間だけに行われるものではありません。
今夜、ゆっくり眠ることも、明日の運動学習につながる大切な準備なのです。
猫も杓子も離床というより、まずは、きちんと眠れていますか?
そこから考えてもよいのではないでしょうか。
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睡眠中に寝返っていますか?| 名称 | セラピースペース ながしま |
|---|---|
| フリガナ | セラピースペース ナガシマ |
| 住所 | 692-0011 安来市安来町1622-2 |
| アクセス | JR安来駅より車で3分 |
| 電話番号 | 090-7548-8677 完全予約制。電話又はメール、ホームページからご予約下さい。※営業電話はご遠慮ください。 |
| メールアドレス | khb00357@gmail.com 完全予約制。メール又は電話、ホームページからご予約下さい。 |
| 営業時間 |
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| 支払い方法 | 現金払いのみ |
| 駐車場 | あり 軽自動車、小さな3ドアハッチバックなどの普通車であれば正面駐車場に止めることができます。大きなお車の場合は、あらかじめお電話でご連絡をいただければご案内致します。 |
| 開業日 | 2020年04月01日 |
| ホームページ | https://www.yasugits.com/ |
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