月と女性性とマコモ
昔から、
月は女性性の象徴とされてきました。
たとえば、月の満ち欠けは約29.5日──
これは女性の月経周期とほぼ同じ長さです。
また、潮の満ち引きも月に引っ張られて起きる現象で、
私たちの体内もまた、水分の多い構造でできている以上、
その影響を受けているのはごく自然なことかもしれません。
満月には感情があふれやすく、
新月には内側にこもりやすくなるのは、
「気のせい」ではなく、“月のリズムと調和して生きている証”。
月は、光を放つ太陽とは違い、自ら輝かず、
柔らかく他を映し出す
「受容の光」。
それはまさに、内なるわたし=女性性(陰)のエネルギーと重なっているのです。
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女性性とは、“受け入れる力”
よく
「女性性=優しさ・包容力」と言われますが、
もう少し深い言い方をするなら、女性性とは “受容のちから”。
何かをコントロールしたり、形を決めたりするのではなく、
目の前にあるものをありのまま受け入れ、
静かに育て、見守る力。
しかし、現代のわたしたちは、
いつのまにか「男性性(陽)」のエネルギーに偏りがちです。
・常に動いていないといけない
・結果を出さないと意味がない
・自分を“守る殻”をまとって生きている
そんな日々の中で、
月や陰のエネルギーを待つ植物にふれることは、静かに女性性を呼び戻してくれる行為になるのです。
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真菰(まこも)との出会いと、陰のエネルギー
あるとき、島根県・安来の山あいで育つ「真菰」という植物と出会いました。
真菰は、古来より神事や浄化に使われてきた“祓い草”。
出雲大社のしめ縄や、神社の祭具にも使われることがあるそうです。
調べるうちに、真菰はただの雑草ではなく──
• 湿地に根を張り、水の巡りを整える
• 土をきれいにする
• 人の内側にも「静けさ」をもたらす
といった、
陰性で女性的な性質を持っていることを知りました。
陰のエネルギーが強い真菰を取り入れることで、陽に傾きやすい現代人をニュートラルなポジションへと導いてくれます。
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真菰を暮らしに取り入れるということ
真菰は、お茶として飲むだけでなく、
お風呂に入れたり、蒸した香りを楽しんだりと、
暮らしの中にさまざまな形で取り入れられます。
私はとくに
「満月や新月」のタイミングで、
焙煎された真菰茶をゆっくり淹れて飲んだり
真菰蒸し(1人サウナのようなもの!)をしたりして
自分を
“整える時間”を持つようにしています。
やさしい香ばしさと、
芯からじんわり温まる感じ。
静かな夜の中で、
自分の中心に還っていくようなひととき。
そういう時間は、
「動くこと」「頑張ること」では育めない、
“わたし本来の感受性”を取り戻す儀式のように感じています。
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月のリズムと、真菰の呼吸
満ちては欠ける月のように、
私たちの心も身体も、一定ではありません。
それなのに、常に元気で、常に笑顔で、常に成果を求められる毎日では、
本来のリズムが置き去りになってしまうのも当然かもしれません。
月が導いてくれる“内なる陰”のリズム──
真菰が運んでくれる“やわらかな再生”の感覚──
それを暮らしに取り入れることは、
がんばらなくても自然に「整っていく」感覚を教えてくれます。
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最後に|わたしを思い出すひととき
「わたしらしく生きたい」と願う人ほど、
実は“自分の声”が聞こえにくくなっていることもあります。
そんなときこそ、月を見上げて深呼吸をし、
静かに真菰茶を淹れてみてください。
ただ、息をつき、真菰の香りを身体に取り込む。
湯気のむこうで、心がほどけていくのを感じながら…
月と真菰は、きっとあなたの内側に眠っていた
やわらかくて、美しいエネルギーを
そっと呼び覚ましてくれるはずです🌕
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