筋肉の「長さ-張力関係」とハンドリング 〜 効率的に動ける体を作るために 〜
セラピースペース ながしま

筋肉特性とハンドリング
「筋肉はただ鍛えればいい」とは限らない、そんな話を聞いたことはありませんか?
KNERC(上賀茂神経リハビリテーション教育研究センター:ボバースコンセプトによる施設)の最新論文を読んで、「筋肉をどう扱うか(ハンドリング)」のあり方について改めて考えました。
論文は詳細ボタンにリンクを張っておきますね!
📚 まずは基本の“長さ-張力関係”って何?
* 筋肉は「収縮する」ことで力を出しますが、その力の出し方は筋肉の 長さ によって大きく変わります。古くから言われてきた「長さ-張力関係」です。
* 例えば、筋肉がちょうどいい長さ(至適長)だときには最大限の力を出せるが、縮み過ぎていたり、逆に伸び過ぎていたりすると、その力は落ちてしまいます。
🔄 動的な見方も大切
* 日常動作やリハビリでは、最大の力を出すわけではない「中くらい~弱め」の筋の活動がほとんど。こうした弱めの活動では、「筋の最適な長さ」が活動強度によって変わるということが研究で分かってきています。静的な理論だけでは捉えきれない部分。
* つまり、普段の動きや関節の角度によって、筋肉がどのくらい伸びているか・縮んでいるかを意識したアプローチが必要、ということです。
🧠 脳卒中などで筋肉に起こる変化(不適応)
麻痺や不動、過度の短縮などによって筋肉の内部に以下のような変化が起こり、機能が落ちてしまうことがあります。
筋萎縮:筋肉の断面積が小さくなり力が出しにくくなる
筋線維の短縮:筋肉が常に縮み気味で硬くなり、伸びる可動範囲が狭くなる
腱や軟部組織の柔軟性低下:力をうまく伝えられなくなったり、動きがぎこちなくなる
💡 ハンドリング(徒手で扱う手法)がなぜ有効か
これらの理論を踏まえると、ハンドリングはただ“触る”だけではなく、こういった変化に対して構造的にも動的にもアプローチできる戦略と言えます。具体的には:
1. 筋が常に縮んでいる状態(短縮位)へのアプローチ
→ 関節を適切な肢位で伸ばしたり、筋をゆるめたりすることで、筋線維の長さを確保する。
2. 動的な力発揮を取り戻すための練習
→ 関節の伸び縮みや中間域での力を出す練習、等尺性収縮なども取り入れる。
3. 神経系の再学習
→ 触覚・固有受容感覚・運動感覚の入力を高め、動きが“体で感じられる”ように促す。
当「セラピースペースながしま」では、KNERCと同様にボバースコンセプトによるアプローチを提供しています。
* 関節・筋肉の“伸ばされたポジション”“中間のポジション”で力を出す練習を意識しています。
* 短縮しやすい筋(足首、ふくらはぎ、ハムストリングスなど)に対して、柔軟性を保つため積極的に介入しています。
* 動きながら触覚・皮膚感覚を活かすワーク(例:足の裏・手のひらに感覚刺激を与える、体重をかけた時の感じを感じてもらうなど)をおこなっています。
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「セラピースペースながしま」は、脳梗塞、脳出血、脳性小児麻痺などの中枢神経疾患のリハビリを最も得意としている自費リハビリ施設です。だけど、それ以外でも身体の動きでお困りの方のご相談にも応じさせていただいております。
安来市、松江市、米子市など近隣地区でお困りでしたら、どうぞお気軽にご連絡くださいね❗
また、PTやOT等、同業者の方も興味がありましたら、お気軽に連絡くださいね❗
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