歩行と認知機能
セラピースペース ながしま

足
最近、歩行のことを書き続けていますね。(*^_^*)
ここに話を持って行きたかったのですね。
認知機能と歩行機能の関わりです。
1998年頃だったと思うのですが、神経生理学者の久保田競先生の講義を受けたことがあります。
久保田競先生は結構有名な先生ですのでご存じの方もおられるかも知れませんね。
その際に、
1)人の進化の過程で、脳が大きくなったのは手を使う事になった時期ではなくて、二足直立で歩き始めた時期
2)人をジョギングをするグループと何もしないグループに分けて、単純計算のテストをしたらジョギングするグループが優位に成績が向上した
3)MRIで検査をすると、ジョギング後に前頭葉を中心に脳循環が増えること
等のお話をされておられて、結果的に脳の機能を上げるためには走行や歩行を確り取り入れるべきだ思うといったお話でした。
人の進化を考えると、人は食料を得るために周辺環境を認知し、移動のプランを立てて危険が無い様に周囲に注意を向けつつ移動を行うと云った事を効率よく行ってきたから生存してきたわけで、移動中に認知機能が上がる様に仕組まれていることは当然だろうというふうに、私は腑に落ちたのです。
その頃は病院でそういったお話を為ても理解を得ることが難しかったですね。
私の部下であった人達には時間をかけて実例を挙げたりしながら説明したのですが、軽く話して納得できる話ではなかった様なのです。
2022年に「運動脳」という本が出版されました。
これは、脳科学の論文や文献ではなく、一般書です。
内容は先に書いた様なことが確りわかりやすく書いてあります。
やっと。20年ぐらい経過して、やっと、歩行や走行といった運動と認知機能は密接不可分なものであると云ったことが一般的な知識として定着してきたと思うのですね。
となると高次脳機能のリハビリテーションを行うに当たって、歩行というのが重要な要素となってくるわけです。
それは今まで書いたとおり、自己表現の歩行であったり、自動化された歩行であったり。歩いて疲れる様なものではなく、歩いたら体調が整い、気分が良くなる様な歩行。
そういった歩行が大切になってくるのだと思います。
そうそう、認知症(痴呆)の可能性を低くするためにも歩行は有効です。
またいずれ、少しまとめてブログに書こうとは思っています。
書いたらこちらでもお知らせしますね。
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