皆さんこんにちは☻
まつえ城下町レディースクリニックです。

今回は前回の続きで、女性の痔疾患第2位の裂肛についてです。

裂肛(きれ痔・さけ痔)とは、固い便によって肛門付近が切れたり裂けたりするものです。
女性に多く、出血は紙につく程度ですが、激しい痛みを伴うために、排便を我慢して便秘になり、さらに症状を悪化させがちです。

切れる⇒　排便時に痛む　⇒　排便をガマンしてしまう　⇒　ますます便秘　⇒裂肛悪化

といった様に、裂肛の悪循環に陥ります。

治療は基本的に排便コントロールをしながら、薬物療法を行います。
裂肛を切り返すと、肛門が狭くなり、手術が必要になる事もあります。

『痔』は生活習慣病です。
便秘や下痢にならないような食生活を心掛けたり、排便は短時間で済ませ、強くいきまないようにする等、
日常の生活習慣を見直してみましょう。

次回は3位の痔瘻(じろう)についてお知らせいたします。