脳卒中杖歩行の注意点!
セラピースペース ながしま

杖の使いすぎによると思われる筋損傷
先日、月1回ペースでご利用中の脳卒中発症後10年の経過を持つ左片麻痺の方から連絡がありました。
転んだり打ったりしたわけではないけれど、月曜日ぐらいに右手の肘の前の方が痛くなって、火曜日には内出血していたそうです。金曜日に病院に行く前にみて欲しいとのことで、対応させていただきました。
色々お話を伺ったり、実際に触れてみたりしてどうやら、橈側手根屈筋がなにかしらの損傷をした様子。
ここからは推論になりますが、杖にかなり依存した歩行をされる方ですので、慢性的な筋疲労状態から部分断裂などのなにかしらの筋損傷を起こしてしまったのだろうと思うのです。
取りあえず、浮腫を軽減させて発痛物質を少しだけ散らすように介入をさせていただき、極力手を心臓より上に上げる機会を増やして浮腫が強くなりすぎないようにと言うことと、痛みは身体が、その部分は余り動かして欲しくないというサインですから、痛み止めなどで痛みが軽減したとしても余り無理して動かさないようにということ、経時的に痛み止めなどを利用しなくても痛みが軽減してくると思うので、その時から少しずつ使う量を増やすようにと言った助言をさせていただきました。
その後、病院に行かれて痛み止めを処方されたようです。
急性期や回復期では経験できないことですが、杖に過剰に依存して歩行をするという事はこういったリスクも存在するのだという事を改めて感じました。
病院だと、歩行機能の回復がおおきな目標になりますので、歩き方はともかく歩ければ良いと言った風潮も在ったりします。しかし、長い将来を考えたときに、杖を利用するにしても出来るかぎり杖に依存しない歩行を将来的に獲得するために、今何をすべきかという事を考えて行く必要がありそうだなと感じたことと、こうした自費リハビリにおいても杖に依存しない、出来れば杖が無い状態で歩行が可能であるという状態を獲得していくのはとても重要だと再認識させていただきました。
この方に貴重な経験をさせていただいたので、今後も確り歩行機能に介入をさせていただきますね。
(*^_^*)
杖をお使いの方は、腕や手に過剰な負担がかかっていないか、ときどき振り返ってみてくださいね!!
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