腸と脳はつながっている? ─ 自閉症と脳卒中後の「こころの変化」に関する最新研究
セラピースペース ながしま
最近の研究で、「腸内の細菌」が脳や行動に影響を与えることが分かってきました。
今回は、自閉症スペクトラム障害(ASD)と呼ばれる発達特性と腸内細菌の関係についての新しい発見をご紹介します。
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1. 腸内細菌と自閉症の関係
韓国の研究チームが「腸内に細菌が全くいないマウス(無菌マウス)」を使って調べたところ、通常は自閉症に似た行動を示すマウスが、細菌がいないと行動が落ち着き、脳の炎症も抑えられていました。
つまり、腸内細菌が自閉症の症状を強めている可能性があることが分かったのです。
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2. 神経のバランスと行動
脳の働きには「アクセル役(グルタミン酸)」と「ブレーキ役(GABA)」という二つの神経伝達物質が重要です。
腸内細菌は、このアクセルとブレーキのバランスに影響を与えることが知られており、バランスが崩れると行動の変化につながります。
研究チームは計算機を使ったシミュレーションで「L. reuteri IMB015」という特定の乳酸菌を選び、この菌が脳の炎症を抑え、神経のバランスを整える効果があることを発見しました。
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3. プロバイオティクスの効果
実際にこの乳酸菌をマウスに与えたところ、脳の炎症が減り、アクセルとブレーキのバランスも改善。結果として自閉症に似た行動が軽減されたのです。
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研究の広がりと臨床とのつながり
自閉症の研究では腸と脳のつながりが注目されていますが、これは他の病気にも当てはまる考え方です。
たとえば、脳卒中の後に多くの方が経験する「うつっぽさ」や「やる気の低下」。
これまで「心の問題」と思われがちでしたが、実際には脳の損傷による炎症や、脳の免疫の働きの乱れが関係していると考えられています。
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まとめ
「心の問題」と片付けられてきた症状も、実は 脳の炎症という物理的な現象 が関わっている可能性がある──。
こうした研究は、リハビリの現場でも「心ではなく脳の回復の一部」として理解する助けになり、患者さんにとっても前向きにリハビリへ取り組むきっかけになるかもしれません。
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👉 まだマウスでの研究段階ですが、「腸と脳のつながり」が医学の新しい道を開きつつあるのは確かです。
これからの研究が楽しみですね。
元のプレスリリースは、英文ですが詳細ボタンに貼っておきますね。
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