パスワードを忘れてしまう左片麻痺と憶えていても伝えられない右片麻痺
セラピースペース ながしま

運動主体感覚
STと話していたら、左片麻痺の人は、カードとか通帳のパスワード・パスコードを忘れる人が多くて、右片麻痺の人は憶えていても失語の影響でそれを伝えることが難しい人が多い様な気がするといった話題が出ました。
何でだろうとしばし考えていたのです。
失語を伴っている右片麻痺の人が伝えることが困難であることは、まぁ、当然だとして、問題は左片麻痺の人がなぜすぐに忘れてしまうのかという事になります。
たぶん、ですね。
左片麻痺〜右脳損傷では、当然右脳の働きが低下するわけです。左脳と右脳の違うところと言うのは、右脳の方が空間認知、身体認知に特化した情報処理を行っている点にあるわけです。
環境の空間を把握し、その環境の中で自分の身体がどの様な状態にあるのかという情報処理から、前頭葉はなにかしらの行動選択を起こし、運動プログラムに変換していくことになります。その選択された行動の情報は、出力情報になるのと同時に、その情報のコピー(エファレンスコピー)を上縦束という繊維を伝って、側頭頭頂連合野に送り返します。ここで、自己身体の情報と起こそうとした行動と、その結果の感覚情報が照合されることで、そこ行動は自分自身が行った行動であると言った「身体所有感」や「自己主体感」と言われる感覚情報が造られるわけです。
損傷が起きると、上縦束は大なり小なり影響を受けます。
自分自身がどの様な状況にあるのかと言った情報が上手く生成されないという事になると、自分が何に困っているのかと言った事も曖昧になると思うんですよね。
そうなってくると、環境に対する行動もどちらかというと刹那的になりやすい傾向が出てくる人も多いのかも知れません。
まぁ、大雑把に右脳損傷、左片麻痺と言っても多様ですので、一概には言えない事ではありますけれど。
そうなってくると、現実的に何に困ったからこういう行動を取るべきと言った情報選択が難しくなるわけですから、そもそも、確り憶えようとすることが出来ないのかも知れませんね。
とはいえ、近年あらゆるものにパスワードやパスコードがついています。
若い時から、どこかにまとめておくという事はしておいた方が良いのかも知れませんね。
ちなみに私は、スマホの中に、パスワード管理のアプリを入れています。
そのアプリにもパスコードはあるのですけれど・・・
(^_^;)
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