怪我や、骨折などのあと、長引く痛み。
痛みを教えてくれる感覚の受容器は、ポリモーダル受容器と言います。
痛みは基本的には必用なものなのです。まず、ここが怪我してるよ〜って教えてくれるサインです。
怪我したところはあんまり動かさない方が良いよ〜。といったサインでもあります。
痛みを感じさせる物質として、ブラジキニンなどの炎症メディエーターと言われる物質があるのですが、これらは同時に、壊れた組織を修復に役立つ物質でもあります。
循環の改善は必要ですが、痛み〜炎症の除去は返って組織の修復を阻害してしまう因子となってしまいます。
組織損傷の痛みは、痛み自体を適切な状態にするのは大事ですが、薬物やその他の方法によって痛みの除去をするのは必ずしも良いことでは無かったりするのです。
このあたりのことを知っておかないと、組織損傷の回復が遅れることになったりしますよ。
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