日本では、精神と身体を別々に考えた精神論が根強いですね。
だけど、精神と身体は別々なものではないのです。鬱などは脳の報酬系伝達物質〜セロトニンやドーパミンなどの異常です。ですから、こういった伝達物質を産生するシステムや産生するところが壊れれば鬱になりやすくて当然なのです。それは姿勢制御や運動制御に直結します。
起こりやすくなったりすることも脳の情報処理から説明できますし、身体機能との関連も当然あります。
図は、内蔵機能と自律神経系などが、視床や辺縁系を介して感覚機能や運動機能に相互的なつながりを持っていることを示しています。
ですから、動きにくさは認知機能や精神機能と言われるものにも影響するんですよ!
よく、鬱とか易怒などはリハビリの阻害因子と言われますが、根っこは脳の情報処理ですので、リハビリが出来ないわけではありません。
時間がかかる場合が多いけど。