地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、松江の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

松江の地域情報サイト「まいぷれ」松江

山陰スピリチュアル紀行

新春初詣! 佐太神社と美保神社めぐり

佐太神社、美保神社

2016年、新年あけましておめでとうございます。今年最初の神社めぐりは、佐太神社と美保神社へのダブル初詣企画となりました。企画は松本さん、そして当日のアテンドは福井でした。
参加者は合計15名。松江市役所に集合し、いざ出発♪

佐太神社

最初に訪れたのは、出雲国二宮であり「神在(かみあり)の社」、佐太神社です。
現在遷宮中のため、御仮殿に参拝しました。今年秋には正遷座祭が執り行われるとのことで、今からとっても楽しみです♪
佐太神社の主祭神は佐太大神、サルタヒコノオオカミです。「導きの神様」ともいわれてます。今年1年の幸せをお導きいただくようお参りしました。
その後、禰宜の岸さまよりお話をお伺いしました。
南殿・正中殿・北殿と、大社造が3殿並んでいるのは全国でもここだけ、特に南殿は通常の大社造りと逆の構造で、他に類を見ないとのこと。国の重要文化財にも指定されています。


そして、有名なのが「神在祭」。
旧暦10月には母神であるイザナミノミコトを偲んで八百万の神が集まることから、こちらでは「お忌祭」とも言われています。
こちらは全国から来た神様のための社となりますので、お忌みさんの期間中は、人間が入れないよう境内に注連縄が引き渡され、本殿の入り口が閉じられます。そして、神様の邪魔をしないように静かに過ごすこととされていました。
神在祭の中でも、佐太神社は文献上最も古くから行われていたお祭りとのことです。


境内奥の石段を登っていくとイザナミノミコトのご陵がありますので、そちらへもお参りしました。
正式には「母儀人基社(はぎのひともとしゃ)」といい、イザナミノミコトの陵墓である比婆山の神陵を遷し祀った社と伝えられているそうです。
岸禰宜からは他にも色々と壮大なお話を伺ったのですが、残念ながらタイムリミットに。
またゆっくりお話を伺わなければ! もちろん遷宮後にはまたお参りしようね~♪ と名残惜しいながらもこちらを後にしました。
松江市鹿島町佐陀宮内73

喫茶クリフネ

車で約1時間かけ、美保関に到着。さっそくランチということで、美保神社鳥居のすぐ横にある喫茶クリフネにお邪魔しました。
メニューはいつものピザトーストランチ・・・と思いきや、特別メニューでジェノベーゼピザ付きのランチ!今回は特別にスープも付いて大満足です(^^♪
ここのオーナーは社ガールであり、今回の神社めぐり企画の松本さん。クリフネの後ろが社ガール事務所ということもあり、行きつけのメンバーも多く、神社好きの常連さんも沢山いらっしゃいます。レトロな雰囲気がなんとも落ち着く、何時間でもゆっくりできる場所です。
新春記念でお店の前で記念撮影☆
松江市美保関町美保関602

美保神社

午後からは美保神社へ初詣。
ご祭神はミホツヒメノミコトとコトシロヌシノカミです。「コトシロヌシノカミ=えびすさん」で、美保神社はコトシロヌシノカミ系のえびす社の総本宮。えびすさんといえば商売繁盛の神様ですが、それと同時に「鯛」ということで「~したい」という願望成就にもご利益アリです☆
新春ということで、参加者一同ご祈祷を受けました。1年の始まりに身が引き締まる思いです。
さてさて、社ガールも時々ガイドする美保神社は見どころ一杯! 大社造の2殿がつながった美保造(比翼大社造ともいわれます)で、こちらも国の重要文化財に指定されています。また拝殿は昭和3年に造営されたもので、壁や天井がないという独特な造りをしています。周囲の山があいまって天然の音響効果があるとのこと。奉納演奏も多いので、ぜひお試しください♪
全国から集まった石を見ながら北前船に思いを馳せるもよし、本殿裏をぐるりと回り散策するもよし、古事記にも登場する神々がいらっしゃる摂社&末社めぐりをするもよし、地蔵埼で美保神社の飛び地境内「沖之御前」「地之御前」にお参りするもよし・・・まだまだたくさんありますので、ぜひ何度も訪れてください☆
また、美保神社では、毎月7日に「七日えびす祭」が行われますが、その中でも一番の目玉が、「宝物公開」です。
鳴り物がお好きな「えびすさん」にちなんで、美保神社の宝物殿には奉納鳴物など846点の国重要有形民俗文化財など、数多くの宝物が保管されており、毎月7日に2~3点が公開され、無料で拝観できます。
本来ならこの日は見ることができないのですが、今回に限り特別に宝物殿にお邪魔させていただき、権禰宜の横山直正さまよりお話を伺いました。展示物は月替わりで、このときは松江藩家老の三谷権太夫奉納の「能太鼓」「大鼓」「小鼓」の3点。
写真の撮り方がイマイチでうまくお伝えできませんが、鼓の塗が美しく、まさに宝物と言う言葉がぴったりでした。
松江市美保関町美保関608
今回訪れた佐太神社、美保神社はどちらもとっても有名ですので、既に多くの方がお参りされていると思います。でも1度だけではなく、何度も何度も行きたくなる、奥の深~い場所だと、あらためて実感しました。
年の初めの神社めぐり、沢山の人に参加してもらいありがとうございました。
今年も引き続き、よろしくお願いします!
協力:社☆ガール 福井 晴子 (2016.1.17)