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篤一郎 さん
篤一郎 さん
2013/05/10 15:19:05
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今回はモー・ヘイダー著,北野寿美枝訳「喪失」(ハヤカワ・ミステリ)です.
外国物はなあ、と敬遠する人がいらっしゃいます.
確かに、以前は良い「翻訳」が少なくて「分りにくい」という時代もありましたが、現代は翻訳家の腕が上がっていると思います.
いつかも書いた通り日本のミステリーを読まないのは筋書きも「結末」もほぼ決まっている、想像できるという点が面白くないからです.
浅見光彦が最初は受け入れられなかったのに、最後は兄の「権威」で事件解決に力する.
まあ、これだけではないので、ファンを怒らせるつもりはありません.
洋物ミステリーが食わず嫌いの方、是非挑戦なさいませんか.
最後の20ページくらいで犯人が分るものの、これが思わぬどんでん返し、・・・・・後はどうぞ.
県立図書館にも松江市立図書館にもありますが,曽田文庫でも読めます.