ピッコラマッキナ制作の様子をご紹介

先日、東京のM様からピッコラマッキナのオーダーをいただきました。
車種はアルファロメオ、1950〜60年代のジュリエッタ（ジュリア）スプリントというクーペの後期型。
ちょうどいい機会なのでどんなふうに作っているかご紹介しましょう。

まずはとにかく資料集め。
ご本人からお送りいただいた写真をはじめ、書籍やネットなどから写真をピックアップします。
写真集めは昔と比べて格段に楽になりましたね。
カーグラフィック誌のコピーサービスで昔の記事のコピーを取り寄せていた頃からすると夢のようです。
ただ、ネットの写真は案外に正確ではなかったりするので要注意です。
同様に車両寸法も調べておきます。
今回のモデルにはホイールベースに種類がありましたのでご本人に確認させていただきました。

車両寸法から実際に制作するもののサイズを決めて、その縦横の外寸を大きなワックスブロックから削り出します。
縮尺は全体を同じにせず、縦横で変えています。
そのほうが出来上がった時のバランスが良くなるので。

底面に中心線とホイールベースを取ったタイヤ中心線を入れ
側面にその垂直線を入れてタイヤの外形をけがきます。




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