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山陰スピリチュアル紀行

大根島サイクリングで寺社巡り

ココリト大根島~波入親水公園~全隆寺~tori pain(トリパン)~三社神社~大根島産直市・食堂だんだんね

今回の神社巡りは松江市中海に浮かぶ島・大根島の夏を満喫すべくサイクリングで「ブラ大根」
大根島は今からおよそ20万年前、中海の海底火山が爆発、隆起して島となりました。そのため島の土壌は貴重なミネラルを豊富に含み、自然豊かな風土と特産の牡丹や高麗人参を産み出す条件が整いました。2018年5月、島にオープンした農泊体験施設「ココリト大根島」のサイクリングツアーで、今回は特別に社☆ガール寺社歴史探索サイクリングを実施して頂きました!
緩やかな丘をスーッと風を切って走ると、とっても気持ちがいい。車で走っているとわからない草の香りや花の香り。まだ蝉の声の賑やかで、その中に秋の虫の音も。電線が少ないので見上げた空がとってもひろい。改めてサイクリングの魅力にハマりそうです(^^♪

島のあちこちに見える石灯ろうや祠は、よく見ると黒くてぽつぽつと穴の開いた玄武岩でできています。ここで採れるこの島石は光沢がなく柔らかく枯れた感じが庭石や灯ろうに良いとされ島外の各地でも重宝されました。

波入親水公園

晴れると大山がきれいに見ることができる親水公園では玄武岩溶岩が固まって土地ができた時のごつごつとした原風景をみることができます。大地の力強さ、中海の雄大さに圧巻されて、ちょっと立ち寄るつもりがのんびりと散策を楽しんでしましました。
所在地:松江市八束町波入

全隆寺

大根島といえば、牡丹。牡丹を求めて大勢の観光客が訪れるほどです。そのきっかけとなったのがここ「全隆寺」です。約300年前、全隆寺住職が静岡県の秋葉山に修業に訪れた際、薬用として持ち帰って境内に植えたのが最初だとか。それが島内の農家に広がって、明治以降は品種改良も活発になり、現在では約300種類の牡丹が島内で見られるそうです。本堂横のお庭には静岡から持ち帰った原種の「獅子頭」がひっそりと植えられています。現在のご住職もとても気さくな方で寺の歴史や日々の心構えなど楽しくお話しくださいました。
所在地:松江市八束町波入681

tori pain(トリパン)

さて、小腹が減ったので県道沿いのオシャレなパン屋さんに。島でも人気のトリパンさんですが営業日が火・木・土曜の隔日なので、寄れてラッキーでした。私はスコーンをゲット。ほのかな甘さサクサクだけど口の中でホワッと溶ける生地がとってもおいしい。店の周りは広く開放的でのんびりできます。よく見るとハートの敷石が2つ、中海に向かって並んでいます。これは、縁結びスポットなのか!?ハートの上にたって中海に向かって愛を叫ぶ?
所在地:松江市八束町波入768-2
やはり大根島の魅力は周りをぐるっと湖に囲まれているところ。
水辺との距離がとても近くて地面とずっと繋がっている感じが、空と湖と大地が一体となって広がっていて解放感が半端ない。サイクリングでないとこの解放感は味わえないかも。

三社神社

次に向かったのは「三社神社」。鳥居の横に立つ全長3mほどの大きな島石の灯ろうが目印です。ご祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)・事代主命(コトシロヌシノミコト)・三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)美保関とのつながりが強そうなご祭神ですね。事代主命(えびす様)が美保から中海を渡り揖屋(東出雲)のお姫様のところに通っておられた伝承も残っているので、きっと大根島にも立ち寄っておられますよね。
所在地:松江市八束町遅江241
大根島は『出雲国風土記』には「たこ島」と書かれています。出雲郡の杵築の御崎に1匹の「たこ」がいた。そこへ1羽の大鷲が来てその「たこ」を捕らえ、飛んできてこの島に止まった。それで「たこ島」という、と。ちなみに向かいの江島は「むかで島」。「たこ島」にいた「たこ」が「むかで」をくわえてきてこの島に留まっていたから。
「たこ」とか「むかで」とか、どうして彼らが主役になったのか、なかなか謎な配役です。ちなみにむかで島(江島)にこの由来を伝える「たこ神社」が鎮座しています。

大根島産直市・食堂だんだんね

「たこ神社」のふもとにある大根島産直市・食堂だんだんねの野菜たっぷりしこしこ麺のかけうどんがとっても美味しかったです!
所在地:松江市八束町江島183-10
ココリト大根島ガイドの江原さん、ありがとうございました!!
ココリト大根島
所在地:松江市八束町遅江465-1
協力:河野 美知(社☆ガール)