地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、松江の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

メニュー

松江の地域情報サイト「まいぷれ」松江

山陰スピリチュアル紀行

鳥取東部・白兎ゆかりの神社巡り

白兎神社、土師百井神社、池田神社、白兎神社、賀茂神社、青龍寺

『古事記』の物語の中の「因幡の素兎」には“ワニ(山陰の方言でサメのこと)を騙した事で、皮を剥がされて泣いているが、偶然通りかかったオオナムヂ命(後の大国主命)に助けられ、お礼に美しい八上姫と結ばれる事を予言する”という、まさに恋のキューピットのようなウサギさんが登場します。
今回、このお話とは別の伝説&白兎信仰があるという事で、ひたすら白兎にゆかりのある神社を巡る企画を立てました。

当日の参加者は9名。台風一過の見事な晴天に恵まれた神社巡りになりました。
行程:白兎神社→土師百井(はじももい)神社→池田神社→白兎神社→賀茂神社→成田山青龍寺

白兎神社

最初は、白兎海岸の目の前にある「白兎神社」です。
上記の神話に登場する兎神を祀ってあり、縁結びのほか、皮膚病・やけどを治す神様として信仰されています。

参道には、ウサギの怪我を治した蒲(ガマ)を始め、砂像や可愛いウサギの像など見所がいっぱい!
また、社務所に売っているお守りもウサギの形をしており、メンバーにも大人気でした。
【所在地】鳥取県鳥取市白兎592
古代のロマンスに思いを馳せた後は、一路八頭町へ。
この八頭町、特に郡家駅周辺には白兎神を祀る神社が集中しています。
それは、この地域独自の白兎伝説が残っているからです。

それは・・・
“昔、天照大神が中山に降臨された際、仮の宮を作ってしばらく滞在しようとされたところ、1羽の白兎が現れ、大神の裾をくわえて道案内をしました。それに従われると、中山から尾根続きに2つの大石があり、そこへ案内したとのことです(伊勢ヶ平のこと)。
大神は、しばらくそこで仮住まいをした後、因幡と但馬の国境の山を超えて去って行きました。この時道案内をした白兎は、実は月読命の御神体だったので、「道祖白兎大明神」として、中山の尾根続きの4ヶ村の氏神として崇める事になりました”
・・・という伝説です。
『古事記』でもお馴染みの天照大神が降臨したという内容も興味深いですが、「白兎=月読命」も気になります。

さっそく「白兎」の謎を追ってみましょう!

土師百井(はじももい)神社

まずは4ヶ村の1つ、土師百井にある『土師百井神社』に来ました。

「慈住寺」というお寺の境内にある小さなお社ですが、石碑にはしっかりと「白兎神社」の文字が。
説明文によると、八頭町福本にある「白兎神社」の摂社だと書かれていました。
【所在地】八頭郡八頭町土師百井115

ランチ~道の駅 清流茶屋かわはら・かわら亭~

今回のランチは道の駅内にあるお食事処の「かわら亭」です。
鳥取和牛や砂丘長芋など地元食材を使った豊富なメニューに、思わず目移り(笑)。
私は、結局「かわら亭ランチ」(写真左)を注文しました。
若鶏の唐揚げと、鹿肉(!)の煮物が美味しかったです☆彡
【住所】鳥取県鳥取市河原町高福837
【電話】0858-85-6200

池田神社

お腹も満たされたら、土師百井の隣の村・池田にある『池田神社』です。

静かな住宅地の中に2つの小さなお社が並んで建っていました。
向かって右側に弁財天が祀られていて、向かって左側に兎神が祀られています。
こちらのお社も福本にある「白兎神社」の摂社です。
【所在地】八頭郡八頭町池田319

白兎神社

由緒書きには、この辺りに古墳が集中している事など、大きな勢力があった事が書いてありました。
由緒書きには、この辺りに古墳が集中している事など、大きな勢力があった事が書いてありました。
狛兎がお出迎え!<br>右下には神話の一部が描かれていますよ。
狛兎がお出迎え!
右下には神話の一部が描かれていますよ。
【所在地】八頭郡八頭町福本253-1

賀茂神社

ご祭神は、別雷神(わけいかずちのかみ)。
大正時代に「土師百井神社」「池田神社」「白兎神社」をはじめ、周辺の神社のご祭神の多くが合祀されました。
これは明治の合祀政策で、一町村一神社の基準の為だとか。

でも賀茂神社のお祭りの時、白兎神社の氏子達は「賀茂神社」ののぼりではなく「白兎神社」ののぼりを立てるんだそうです。
【所在地】八頭郡八頭町宮谷52

成田山青龍寺

最後は、福本の「白兎神社」の本殿が移建されているという成田山青龍寺へ。
ここではご住職からお話を伺いました。
ここは、710年に元明天皇の勅命によって開創されたお寺で、現存する縁起には八頭町の白兎伝説についてきちんと記載されています。
白兎神社の氏子は、江戸時代に150戸あったとのこと。一番大きかった福本の神社は合祀された後、管理が大変になった為、現ご住職のお祖父さんが譲り受け、大正3年、こちらのお寺の中へ本殿をそのまま移建したとのことです。
本殿の蟇股(かえるまた)に「兎」と「波」の彫刻
本殿の蟇股(かえるまた)に「兎」と「波」の彫刻
ところで、「お寺の中に神社の本殿ってどういう風に建っているのだろう?」と思っていましたが、実際に見せて頂くと、なんと、本堂の不動明王像の後ろにすっぽりと本殿が収まっていたのです。

厨子として使われているらしく、本殿の中は仏壇と同じようになっていました。
「お寺に神社の本殿って不思議に思う人もいるかもしれませんが、仏様も神様も喧嘩せず受け入れてきたのが日本文化」とご住職。
またインドのジャータカ物語から、
ウサギは火を消す力があると考えられていたこと、
そして帝釈天に月に昇ることを許された動物であること、
中国でウサギは月でお餅ではなく、不老長寿の薬を作っていると信じられていること、
戦国武将がウサギ型の兜を被っていたことなどなど、
「ウサギ」にまつわる様々なお話を聞かせてもらいました。

今日の道中、「カワイイ~」を連発してきましたが、「カワイイ~」だけじゃない、「ウサギ」の新たな魅力を再発見できたと思います。
【所在地】八頭郡八頭町下門尾46
協力:社☆ガール 松原 慶子 (H26,7,12)