地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、松江の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

松江の地域情報サイト「まいぷれ」松江

今をキラメク人にインタビュー!

原田 孟さん NPO法人いずも朱鷺(トキ)21

山陰エリアでウワサ!キラっと輝くあの人を突撃取材します!

2011/12/25

【第34回 ゲスト】 原田 孟さん

<プロフィール>
出身:出雲市下古志町出身 1938年生まれ
東京の大学を卒業後、就職

1983年 出雲市へUターン
2005年 
NPO法人いずも朱鷺(トキ)21設立、副理事長就任
2007年 理事長就任

教えて!NPO法人いずも朱鷺(トキ)21てどんな団体?

≪出雲市トキ学習コーナー≫
国際保護鳥トキの飼育・繁殖・野生復帰を行う国の「トキ保護増殖計画(平成16年1月)」における分散飼育の役割を担い「出雲市トキ分散飼育センター」でトキを飼育していますが、防疫などの理由により非公開のため、2011年4月に飼育しているライブ映像や解説パネルなどを設置した学習コーナーを開設しました。

どんな活動をしているの?

出雲市が行うトキの分散飼育をサポートしています。
学習コーナーの運営(受付業務、展示管理、餌やり、掃除など)や小学校などを訪問し、学習会を開いたりしています。

出雲市トキ学習コーナーはどんなところ?

トキの飼育風景をライブ映像で観ていただけます。
また、はく製や骨格標本、解説パネル、トキの仲間(近似種)の観察ゲージがあり国際保護鳥であるトキを身近に感じていただける場所
です。
※【入場無料】

どんな方が来場されますか?

家族連れは勿論、学校や介護施設の方の団体利用も多いです。
また、花の郷と隣接しているので帰りに立ち寄られる方もいらっしゃいます。
今後は高速道路に近い立地も活かし、県外の方にも立ち寄って頂きたいと考えています。

原田 孟さんの魅力をキャッチ!

トキってどんな鳥?

国際保護鳥。天然記念物でなかなか見られない鳥です。
昔は東アジア一帯に生息していましたが、乱獲と生息環境の悪化により20世紀後半までには中国と日本を除き絶滅したといわれています。
また、朱(あかい)鷺(さぎ)と漢字で表すように翼や尾羽の裏側は独特な淡橙赤色で、夕日に飛ぶ姿は美しいピンク色です。

飼育して気づいたことは?

警戒心の強さに驚きました。
ビックリすると網や壁にぶつかってしまう為、大きな音を出さないようにしたり、飼育小屋にはノックしてから入るようにしています。
≪トキ学習コーナーに訪れる子ども達≫
≪トキ学習コーナーに訪れる子ども達≫
≪トキについて学ぶ子ども達≫
≪トキについて学ぶ子ども達≫

PicUpキラメキ!原田さんと朱鷺(トキ)

最近は子ども達に「トキのおじさん」と呼ばれています

「トキの暮らす、自然環境にやさしい出雲」
天然記念物であるトキを出雲の自然で守っていきたいと考えています。
子ども達にはトキを通じて「トキや餌が育つ自然環境をまもろう」と話しています。

トキは1年に1度しか卵を産まず人口孵化の難しい鳥ですが、いつか野生のトキが出雲の空を飛ぶことを夢みて職員みんなで飼育しています。

今後も、地域の方と一緒に取り組んでいきたいと思います。

山陰の皆さんへ一言!

トキを通じて人間の輪をつくりたいと考えております。
出雲市民の憩いの場になるように運営しております!是非お立ち寄りください!!

編集部あとがき(大谷 涼子)

「トキは懐かない鳥です」そんな原田様の言葉から取材は始まりました。
自然とともに生きてきたトキはあまり人間には懐かないようです。
それでも、毎日みていると「調子良い」「元気がない」など顔色がわかるようになるそうです。
そんな原田様の楽しみは、自家栽培した無農薬野菜をトキに食べてもらいこと。
トキが出雲の空を飛ぶその日まで、自然を守っていきたいと感じました。


★参加方法、イベント状況などの詳細は、市民活動情報コミュニティイベント情報からチェックしてください(*^^)♪

原田 孟さん NPO法人いずも朱鷺(トキ)21の皆さん!
ご協力をいただき本当にありがとうございました。

団体様のご利用も歓迎します!
(入場無料)
お気軽にお越しください。

住所:出雲市西新町2-2456-2
TEL:090-4141-4077